リッキー目線

静岡市のWebデザイナー「Ricky」が超気ままに書くブログ

朝日と夕日

こんにちは、リッキーです。

北勝富士関、やりました!
横綱戦初挑戦で初金星☆
鶴竜関を、持ち前の押し相撲で
見事に撃破しました!!

横綱戦初挑戦での初金星は、
2014年秋場所の逸ノ城関以来…
そう、新入幕で最後まで優勝争いを演じ、
「怪物」と言われた“あの時”以来です。

その時も、金星を配給した横綱
鶴竜関でしたが、その相撲内容は
逸ノ城関が立ち合いで変化し
一瞬で決まってしまう、
いわゆる「注文相撲」でした。

快進撃を続けていた新入幕力士が
横綱相手にどれだけやってくれるのか…
そこを大いに期待していただけに、
その内容にはガッカリさせられた事を
今でもよぉ〜〜〜く覚えています。

それに対し、昨日の北勝富士関は
本当に素晴らしい内容での勝利でした。
自分の得意とする押し相撲で真っ向勝負!

立ち合いこそ鶴竜関も踏み込んで、
まさに互角といったところでしたが、
その後鶴竜関の下からの突き上げや
張り手にも顎を下げて屈せず、
たまらず横綱が引いた隙を
一気に出て勝負を決めました。

鶴竜関の悪癖である「引き」を、
北勝富士関が上手く引き出した
勝利だったと思います。
自分の相撲が上位でも通用した事で、
金星と共に大きな自信も
手に入れられたのではないでしょうか。

初土俵から所要15場所での金星は、
幕下付け出しデビューの力士を除いては、
大関小錦の14場所に次ぐ
史上2番目の速さだそうです。

北勝富士関は、
大学2年生と3年生の時に
幕下付け出しの資格を得ながら
4年生の時にタイトルを逃したため、
序ノ口からのスタートでした。

そうした“苦労人”となると、
見ている側としても何となく
気持ちが入ってしまいますよね…(^_^;)

ちなみに、北勝富士関が
タイトルを逃した時に
タイトルを獲得したのが、
今場所新関脇の御嶽海関です。

なので、2人とも初土俵
同じ2015年春場所ですが、
幕下付け出しデビューした御嶽海関の方が
出世争いでは一歩も二歩も先を行っていました。

それだけに、北勝富士関が
新十両の場所だったちょうど1年前、
大相撲中継の中で新十両紹介のコーナーに出ていた時、
何度も御嶽海関の名前を口にしていました。
それだけライバル視しているのですね。

共に力強い押し相撲が特徴の2人です。
これからお互い刺激し合いながら、
大相撲界を盛り上げていってくれる事は
間違いないと思います。

さて、心配なのは横綱鶴竜関です。
なんと昨日の取組で右足首を痛めてしまい、
今日から休場となってしまいました。

昨日のブログ記事の中では
僕は日馬富士関の休場を案じていましたが、
まさかまさかの鶴竜関の休場…
やはり4横綱の皆勤は、難しいのですね。

鶴竜関の師匠の井筒親方によると、
「来場所は進退を賭けての土俵」
となるそうです。

鶴竜関は今年に入ってから、
4場所中3場所で途中休場です。
来場所で見納めなんて事に
ならなければ良いのですが…。

今場所は、御嶽海関や北勝富士関のように
昇り始めた太陽のような新勢力と、
陽が傾き始めている満身創痍のベテラン横綱
番付上位で入り混じっている、
ターニングポイントのような場所だと思います。

ちなみに、期待の貴景勝関は
今日の結びの一番で、
横綱白鵬関に挑みます!
こちらも初金星となるかぁ〜?

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