リッキー目線

静岡市のWebデザイナー「Ricky」が超気ままに書くブログ

序盤戦が終わって…

大相撲名古屋場所は、
昨日で序盤戦の5日間が終わりました。

上位陣では、横綱白鵬関だけが
初日から無傷の5連勝スタートと、
早くも頭一つ抜け出した状態となりました。

他の横綱勢はと言いますと、
まさかの2連敗スタートで
どうなるかと思った日馬富士関は、
その後は“らしさ”満載のスピード相撲が冴え、
3連勝で序盤での黒星先行は免れました。

もともと場所に入ってから
徐々に調子を上げてくる力士なので、
ひょっとしたらココからが
本領発揮といった所かもしれません。

問題は、他の2横綱です。

鶴竜関は、連勝スタートしたものの
3日目に北勝富士関に負けた際に
左足首を痛めてしまい、翌日から休場…
今年に入って4場所中3場所で
途中休場となってしまい、
来場所は進退を賭けて臨むとの事です。

そして稀勢の里関も、
春場所に痛めた左腕は
完治したという情報がある一方で、
内容的にはどうもピリッとしません。
しかも、5日目に勢関に負けた際に
鶴竜関同様に左足首を痛めたらしく、
6日目以降の出場は微妙な所です。

仮に出場出来たとしても、
成績的にも体調的にも思わしくなければ
途中休場の可能性は大いにあります。
何だか千秋楽までもたない気もします…。

今場所の主役である新大関の高安関は、
初日こそ新鋭の北勝富士関に
不覚を取りましたが、
そこからは持ち直して4勝1敗。

横綱大関陣を見渡して、
独走態勢に入りつつある白鵬関を
追う事が出来そうな存在は、
残念ながら日馬富士関と
高安関くらいになりそうです。

豪栄道関も、場所前は充実した
稽古が出来ていたという情報もありますが、
初日の栃ノ心戦の敗戦が痛かった…

3日目の御嶽海戦からは
「さすが!」といった内容なだけに、
序盤から白鵬関と2差がついているのは
後々尾を引きそうな気もします。

ちなみに、僕が今場所の楽しみとして
挙げさせていただいた力士たち…

  • 御嶽海関
  • 北勝富士関
  • 正代関
  • 貴景勝関
  • 阿武咲関

…ですが、

阿武咲関以外は星数は
そこまで伸びてはいませんが、
それぞれ横綱大関戦で
見せ場を作ってくれました!

特に、北勝富士関と正代関は
今場所初金星を挙げました。
貴景勝関も、敗戦の中でも
十分に持ち味を発揮していて、
今後に大きな期待が出来そうです。

阿武咲関は、上位陣との対戦は
ここまではまだありませんが、
2日目には三役経験豊富な栃煌山関を相手に
素晴らしい相撲で勝利しました。

このまま調子が良ければ、
そして三役以上で休場者が出れば、
ひょっとしたら役力士との対戦が
組まれる可能性もあります。

まぁ今場所は無かったとしても、
勝ち越せば来場所は確実に
上位陣総当たりの地位まで
番付を上げる事でしょうから、
今場所の貴景勝関のような
「勉強の場所」を迎えるのも
そう遠くはないでしょう。

そんなこんなで、場所前の予想通り
今場所は序盤から本当に
見応えのある一番がいっぱいです。

特に、若手力士が上位にぶつかっていく時、
そこで「勝った」「負けた」といった
結果ばかりにフォーカスするのではなく、
それぞれの“らしさ”をどれだけ出せたかが
今後の期待度になっていきます。

そういった点でも、
今場所の取組を観ていると
ワクワク感でいっぱいになりますo(^▽^)o

十両に目を移すと、
やはり期待の朝乃山関と豊山関が
良い内容で勝っていますし、
幕下では貴乃花部屋の双子の兄弟である
貴公俊・貴源治の2人が、
2勝1敗の白星先行で中盤戦を迎えます。

この辺の力士たちが
早く幕内の土俵に姿を見せるように
なってくれるのが今の楽しみです。

今日からは中盤戦です。

序盤戦は上位挑戦で
星が伸び悩んでいる力士たちも、
中盤戦以降は同じ番付や下位の番付の
力士たちへの取りこぼしが無ければ、
勝ち越すチャンスは十分にあります。

序盤戦を白星先行で乗り切った力士たちは
引き続き中盤戦でも星を伸ばす事が出来れば、
早くに勝ち越しを決められ、大勝ちして
来場所は一気に出世する事も期待出来ます。

引き続き、目が離せませんね!

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